みなさんこんにちは。ぱっくんです。
『さりとて平凡なふたりのおはなし』はそもそもラブラブで甘いお話を目指して書いてみたものですが、
甘々との評価を頂いたりしてありがたいかぎりです。
初めの頃は、ただラブラブで甘々なだけのお話として書いていくつもりでしたが、最後あたりになるとしんみりしたお話が出てきたり、ラブラブ甘々というわけでもなさそうだけれどなんかほのぼのとしたお話になったりと微妙に当初では予想もしなかった方向に行ったりもしました。
結果的には、良かったとは思いますが。
あと、最後のお話だけは全てミーコの視点です。どの部分で気がつきましたか?
それでは、登場人物の紹介を。
ご主人様
主人公です。名前は明確にされていません。というか、明確な名前が決まっているかどうかもあやしかったり……。
いつの間にか、少し重めの過去を背負っていました。
ミーコ
ヒロインです。基本的には甘える側だったはずなのに、4話目ではご主人様を包み込むという(私にとって)意外なところを見せました。
きっと、ご主人様と一緒にいるうちに何かが大きく変わったのでしょう。
潤
このお話一番の予想外キャラクター。
当初は2話目に一度だけ出る一発キャラのつもりだったのに、3話目には職業を暗示させる内容があったり、4話目にもなにやら語っていたりと
いつの間にか重要なキャラクターになってしまっていました。
……いっそ彼を主役にした話でも(以下略)
みあ・みう
娘です。他に説明は要らないでしょう。
ちなみに、ご主人様とミーコの出会い、また二人の心が近くなるまでの過程は語られることはありませんでしたし、もし語られるとしても『さりとて』の中で語られることは決してないでしょう。
なぜならば、まったく考えつかないそれは重苦しい話になりかねませんし、そうなると『さりとて』にはあわないからです。
やっぱり『さりとて』は基本的には甘めのお話ですから。
誰かは彼らのことを非凡だと、非常識だと言うこともあるかもしれません。
そうだとしても――すなわち、さりとても――彼らにとってそれはもはやごくごく平凡なことなのです。
きっと彼らはあの後も幸せに過ごしてゆくことでしょう。
それでは最後に、読んでくださったみなさんとするめ様に感謝を込めて。